そらのおとしもの 第10話「天使の旋律(コトバ)の向かう先」

文化祭話。庶民を代表してイケ好かない金持ちとか対決するとか、随分とレトロな展開になったりもしましたが、対決を通してイカロスのささやかな望みが叶うということで、締めはちょっといい話でしたよ。自我に目覚めたイカロスに人間らしい部分が描かれるわけですが、同時に兵器としての自分を嫌悪することになるのは皮肉。ニンフが虐待される場面も、その経験があるうからああいうキャラクターなのかと思うと重いものがありました。
智樹の歌には噴きながらも、どうするんだよコレと思ったりもしたわけですが、ほどほどのところでツッコミが入って一安心。続く本番は、メインボーカルの歌唱力の高さもあいまって演奏を見せる場面としてなかなかよく出来ておりました。
今回を入れると三話連続でテキ屋が並んでいるみたいな話になっていたりして、さすがにこれだけ続くと何か意味があるんじゃないかと思ったりもするわけですが、今のところはリンゴ飴を買ってニンフを餌付けするくらいで特にこれといったものはない模様。もしかすると今の状況はお祭りみたいな物だという暗喩だったりするんでしょうかね。