君に届け 第12話「恋愛感情」

風早を巡っての爽子と胡桃沢梅による、主にくるみが一方的に仕掛ける女の戦いは継続中と。爽子にペースを乱されながらもくるみが、彼女と真田が二人きりでいるところに風早を遭遇させる作戦を仕組み、それを成功させたところで次回へと引っぱるという展開。爽子が自身の恋愛感情に気付いたところでのこの流れは、盛り上げたところで落とすみたいな感じで、二人の関係はどうなっちゃうんだろうと続きの気になる引きになっておりました。
まあ二人とも天然で真っ直ぐな人物なので、このくらいのことで揺らぐことはなくて、むしろくるみが、爽子と風早のことをいかに受け入れるのかという点に主軸がおかれている模様。くるみと吉田による腹を探り合うかのような会話に、策を弄するそのやり方にほころびが出始めていることがうかがえるわけで、さらに彼女の笑顔に対するピンの反応に作りすぎな外面が反映されていたりもして、くるみがいかにしてその殻をやぶるのかが、爽子と風早の関係と同様に物語の中心となっているように思いました。