とある科学の超電磁砲 第13話「ビキニは目線が上下に分かれますけどワンピースは身体のラインが出ますから細い方しか似合わないんですよ」

中休み的な水着回。水着のモデルをするという状況設定で、いつもの4人に加えて、ジャッジメント支部のお姉さんに黒子のライバル的存在の婚后光子、そして水泳部の女の子たちと、バリエーション豊富な水着に、ナイスバディから幼児体型まで取りそろえた見た目に大変華やかなつくりとなっておりました。
作る側が自ら安易とツッコミを入れ、視聴者としても同じ事を重いながらも、水着姿の女の子たちキャッキャウフフするのを見ているだけでやっぱり楽しくなってしまったり。胸やお尻を強調するようなカットはあまりなくて、全体的に健康的な視点から描かれていた印象。学園都市の設定を生かし、一度の水着回で様々なシチュエーションを見せてくれたのが工夫の感じられるところでした。
行動だけでなく水着のチョイスまで変態的で、やっぱり黒子は美味しいキャラだなぁと思いつつ、彼女が美琴に対して迫るのが周囲から日常的な行動として認識されているのには笑わせてもらいましたよ。オチのためだけにわざわざ上条さんを登場させるあたりもいい仕事。
カレー作りで婚后に焦点が当たり、プライドが高くそれを守るために勢いでウソをついてしまうような彼女にも、人並みの良心があることが描かれていた模様。カレーが作れるふりだったことを自ら認めるわけですが、水泳部の子たちがそれを責めることなく受け入れ、共に作り方を教えてもらうという展開は、レベルアッパーの件における佐天と初春たちの関係性を、より日常的なレベルで繰り返しているように思いましたよ。過ちを受け入れ共に成長する、みたいなのが本作のテーマだったりするんでしょうか。