デュラララ!! 第1話「開口一番」

池袋という実在する街を舞台に、ロケハンの成果と思われる緻密な背景の中に怪しげな人物が次から次へと現れるということで、何とも言えない違和感を感じさせる作り。いくらなんでも、自販機投げる人はいないだろうなどと思いながらも、いっそのことこのくらいカオスな方が面白そうだなぁと思えたりもして、彼らがこの先、どのような物語を見せてくれるのかと期待させる出来映えでしたよ。
とりあえずは、語り手も兼ねる引っ込み思案な少年の動向と、首なしのライダーの件を中心に物語が進むことになりそうですよ。ライダーに関するものをはじめとして、必要な情報をチャットでのやりとりという形で提示していくのは、話の流れの自然さを兼ねた上手い見せ方でした。
原作者やその挿絵の担当、そしてアニメに関わる監督以下のスタッフの多くが「バッカーノ!」と共通しているせいか、雰囲気的に似ているところがちらほらと。特にOP映像は、小道具を受け渡すことで人物を切り替え、名前をかぶせて紹介していくという作りがよく似ておりました。