ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第2話「ハウリング」

OPにレベッカのフレンズとはまた懐かしい曲を持ってきたもので。
前回は仕掛けに走っていたわけですが、今回は主人公と姫様の再会を描くということで、ここからがストーリーの本番といったところでしょうか。
主人公が記憶喪失になっているのは原作にはない設定でしたが、失ったのが一年前という発言からすると、彼の乗り越えるべき壁として扱われている出来事の伏線となっている模様。原作では後から追加された感のあるエピソードでしたが、それをあらかじめ伏線として織り込んでおけるのは、後追いで制作するアニメならではの利点といったところでしょうか。導入をクラスメイトの女の子によるモノローグからはじめるあたりは、恋愛要素における彼女の重要な役割を前面に押し出すものとなっておりました。
ミナ姫がところどころで細やかに動かされていたのが印象的で、メインヒロインとしての彼女の可愛らしさを特に強調する演出といったところ。ジェルを塗る場面をそのまま見せるのには驚きましたが、あの容姿でありながら妖艶な雰囲気を漂わせるミナ姫のアンバランスな魅力を描くためには不可欠なのかなと。