『絶対少年』 第9話「いつだって優先順位の問題」

久しぶりに天文台のジイさんが登場。最近出てこないから、てっきり犬と一緒に世界の皮膜の向こう側に行っちゃってたとか、そういう伏線なのかと思ってましたよ。
美紀と潮音、それぞれから猫おどりに誘われる歩。だけど既にわっくんと約束をしているわけで、三人の中から一人選べという、選択肢を誤れば、というよりむしろ誰を選んでも修羅場必至という状態。盆地を自転車で走り回ってただけなのに、いつの間にか大ピンチですよ。しかも拓馬が美紀を誘って問題を複雑にしてるし。
美紀は直接会って、潮音は電話で、それぞれ誘うんだけどここら辺にも二人のキャラクターの違いが現れてるような気もしたり。このときの美紀の緊張でこわばった表情と立ち去るときの髪で目を隠す演出が、彼女の心境をいろいろと想像させてくれて良かったですな。
ここに来て、妖精やわっくんの謎やら歩を取り巻く人間関係やらが収束に向かいはじめたわけですが、やっぱ猫おどりの晩にすべての決着がつくんですかね。深山三姉妹のおどりも気になるし、はやく猫おどりはじまんないかなーなどと本物のお祭りを待つ小学生のような心持ちになっていたりするわけですよ。