『絶対少年』 第13話「谷川希紗と見慣れぬ存在」

いよいよ横浜編スタート。前回チラッと出てきた目つきの悪い女の子、谷川希紗が主人公なわけですが、孤独で不登校なあたり田菜編の歩と同じ境遇のようで。服が黒ずくめだったり、頭にウインナーみたいなの挿してたり、ごっつい携帯ケース使ってたりとビジュアル的によりとんがった感じになっておりますが。正直、携帯見た時吹きましたよ。
不登校の希紗と彼女に積極的に関わろうとする友人、理絵子の関係は田菜編の歩と美紀を彷彿させますが、そんな理絵子をウザいと言ったりするあたり、希紗の心はより固く閉ざされているようですな。天然さを感じさせる美紀に比べて、理絵子の方も学校の友人とは無理して付き合ってるような雰囲気だしね。希紗が帰宅した時、玄関に男物と女物の靴があって、両親が帰宅してることを暗示してましたが「ただいま」もなければ「おかえり」もないという。ここらへんも離婚してても息子の身を案じて田菜で生活させた歩の両親とは対象的で、家にも学校にも居場所がないという希紗の追い詰められた状況を感じさせますな。一年後の自分にメールを送る自己完結ぶりもかなりヤバイし、部屋も謎のオブジェで埋め尽くされてるしで、今度の主人公はかなり病んでる様子なわけですが、そんな彼女が妖精と出会うことで、さまざまな経験をして、かつての歩がそうだったように心の袋小路から抜け出せたらと願いたいところです。
しかし、朝のNHKでヒロインの下着姿が拝めるとは思いませんでしたよ。ストッキング脱ぐ仕草もやたらエロかったし、他にもオカカ婆の前でしゃがむ女の子の超低空カメラとか、あいかわらずフェティッシュなカット満載で、これがあるから重苦しいだけの話にならないんだろうなぁ、などと思うのでありました。