『苺ましまろ』 第5話「そいね」

今回はちゃんと放送されたんで一安心。
前半は、美羽とアナのケンカが中心になるわけですが、美羽がアナの苗字をバラしたのは、ただの嫌がらせじゃなくて、実は彼女なりの考えがあってのことなんじゃないかなと。登校中の会話にあったように、アナがクラスに馴染めないのは、日本語を使わないせいで、その原因は自分の容姿と名前がコンプレックスになっているわけだから、苗字を無理矢理にでも知れ渡らせれば、隠す必要もなくなって自然にクラスに溶け込めると、いうことで。まあ、美羽のことだからただ騒動を起こしてみたかっただけかもしれませんが。
後半は、伸江とお泊り会。伸江がアナばかり可愛がるんで美羽が泣いてしまうという。美羽がウザ系のキャラなんでぞんざいに扱うくらいで丁度よくて、今まではそれで上手くいってたんだろうけど、アナというキャラが現れたことで、そうもいかなくなったと。伸江としては今までどおり、ちょっとからかってるくらいのつもりでも、美羽にとってはアナに伸江を取られたように感じられたいうところですかね。一晩寝れば元通りなのは子供らしいというか、能天気というか。前にも書いたけど、フィクションとはいえ、友人の姉に過ぎない人物にあそこまで依存する美羽の家庭環境とか、そうなるきっかけとか、いろいろと勘ぐりたくなりますな。
この作品は、見た目が可愛らしいだけでなく、キャラの性格とかそれぞれの関係とかしっかり考えられてるんだなと改めて感じさせるエピソードでした。