『AIR 夏・特別編』 後編「あめつち」

今回の前後編で、春のTV版でカットされた、屋敷を脱出してから母親が閉じ込められている山に入るまでの旅路が補完されたのかな。ゲーム未プレイなんでよく分からんけど。
今回、柳也の生い立ちが語られた事によって、常に独りで生きてきた彼が神奈によって心の安らぎを得たことがよく分かりましたな。春のTV版じゃカットされてて、観鈴と往人まで続く千年の宿命の発端としては、ちょっと弱いかなと思ってたんで、今回のエピソードで、彼が神奈を救おうとする動機付けがキチンと説明されたのかなと。追いはぎに襲われた時、柳也が生き残ったのは坊さんが祈ってくれたからだという神奈の純真さには、ちょっとほろりと来ちゃったり。戦場を生きて来た柳也にとっては、祈りなんてなんの役にも立たないことが分かってるんだろうけど、それだけに純真な神奈を守って上げたいと思ったのでしょう。
神奈の寝言やら柳也に迫るとことか、なかなかエロくてそっち方面のサービスもあって、また作画や背景も文句のつけようのない出来。これだけのクオリティを誇るアニメも今回で最後かと思うと残念だけど、京アニの次の作品に期待する事にしますかね。