舞-乙HiME 第7話「蒼の舞/乙女の契り」

マシロのニセモノ説やナギの求婚、14年前の事件やオトメの始祖といった設定の説明を交えて、城の地下でオトメに関する重大な秘密を見つけたところで賊に襲われ、アリカのペンダントから出てきたジェムでマシロと契約して撃退と、よくまあ、これだけいろいろとぶち込んで話が破綻しないなと、感心することしきり。
賊に襲われたことで、なし崩しで二人が契約したように見えるけど、そこに至るまでにニセモノ呼ばわりした件を通して、ただのケンカ友達からより深くお互いを理解するようになる描写があるから見てる側としては納得できるわけだし、青いジェムで契約するのも直前に絵を見ていたことでアリカが気付くわけで。14年前の事件にしても、マシロの出生の疑惑とともにアリカの出生についても何か関係があることがほのめかされていて、とても綿密に計算された話だなと。これまでの情報だと、アリカが先代王のオトメの娘である可能性が高かったけど、もしかしたら彼女が本物の王女という線も考えられるわけで、視聴者を悩ませてくれます。ニセモノ疑惑自体も、今回の話ではウヤムヤのまんまなので、これからこの件で何かあるかもしれませんな。とはいえ、そこら辺は今のところ二人の知る由もないことで、最後のマシロを見送る場面で、憎まれ口を叩いてからお互いが微笑むのが、契約という形だけではなく、精神的にも深い絆で結ばれたことを感じさせてくれました。
あと、回想シーンのちっこいマシロが可愛かったんだけど、それ以上に驚いたのがミコトが普通の猫だったという事実なわけで。体型がアレなんで、てっきりどこぞの社長みたくこの星の固有の生き物だとばかり思ってましたよ。