蟲師 第九話「重い実」

大勢の人間を救う為に、一人の人間を犠牲にすることは許されるのか?という問いかけが重いですな。はじめは不遜な印象で犠牲を必要なものとして割り切ってる感じの祭主なわけですが、実はその犠牲として自分自身を選んでいたという。最後に不老不死になるのはちょっと反則っぽいけど(作中でも禁じ手とか言ってたり)、それによって犠牲の連鎖を断ち切って人間の努力による発展を導くというのは、犠牲になった人への贖罪という形での問いかけに対する彼なりの答えなのかなと思いましたよ。