陰からマモル! 第1話「まもり続けて四百年」

ラノベが原作ということですが、アニメを見る限りじゃ普通の主人公モテモテラブコメといったところですかね。主人公がヘタレを装ってるだけで、実は凄腕の忍者という設定なので、何でこんなヤツがもてるんだよ!的な疑問はあまり感じずに済みそうですが。
あの、ふじもとよしたかが監督を勤めるだけあって、作画、音楽、ストーリーとどれをとってもユルくて、なんか見てるこっちもユルくなって来ると言いますか。蟲師ノエインみたいに作画や演出のクオリティが高いアニメとは比べるべくもないんだけど、正直そういう作品は見る側にもテンションを要求するので、これみたいに何も考えずにお約束を楽しむアニメもいいもんだなと。とはいえ、ただ適当に作ってるわけでもなくて、主人公とヒロインの友人の会話の間に挟まれるヒロインのガーターの入り方で会話の核心の度合いを見せる演出は、けっこう面白かったし、ラストのクイズでヒロインが主人公に対して幼馴染以上の感情を抱いていることを見せるのも良い雰囲気だったりしましたよ。天然アホキャラのヒロインを演じる中原麻衣も、こんな声も出せるのかと、新鮮でした。