蟲師 第十話「硯に棲む白」

久しぶりの放送だからというわけでもないんだろうけど、話の方も久しぶりに蟲によって引き起こされた病の謎に迫るみたいな。空気中の水分を食べる蟲が、気圧で開放されたりして、奇想天外な存在にリアリティを与えるのがやっぱり上手いなと。湧き上がる蟲が迫力あったけど、口から出るのはエクトプラズムみたいでちょっとキモかったり。
化野が、自分の蒐集品が原因で子供が蟲に憑かれたことで自責の念に駆られるけど、結局蒐集をやめたりはしなかったりとか、雹を眺めていつまで降るんだと言ってみたりとか、飄々とした味わいもあいかわらずで、そんな中にも、今回の事件の原因となった硯を作った、たがねが再び硯を作ることを決意するような場面もあって、爽やかな終わり方でしたよ。