おねがいマイメロディ 第44話「お城に突入できたらイイナ!」

そういえば何話か前に、柊のバイオリンの音色の変化にバクが気付く描写があったっけなぁとか思い出して、ちゃんと伏線張ってることに驚きを感じてみたり。マイメロなのに。
結局、柊は歌じゃなくてダークパワーを選ぶわけですが、タイミングよくかかってくる歌のからの電話が、柊の迷いを分かりやすく見せてて上手いなと。覚悟を決めて速攻でダーちゃんを従えちゃうあたり、ちょっとカッコいいかもとか思いましたよ。
マリーランドのパートでは、レディース仲間と熱い友情を見せてくれたり、白馬の騎士みたくバクが駆けつけたりと、まさにクロミが主人公状態。一応マイメロの方も紅茶を淹れたり、5回連続でスルーしてみたりとそれなりの見せ場が・・・って役に立たないだけならまだしも邪魔してるだけか。振り返るタイミングが、だんだん早くなってくあたり芸が細かくて感心したけど。裏門ががら空きなのも国全体でやってることが、バクと同レベルで笑っちゃったり、王妃が伝説の初代だったという衝撃の過去が明かされたり、国王の無能っぷりに、やっぱこの国ダメだと思ったり、とネタが盛りだくさんで面白かったですよ。
しかし、マリーランドで、動物を擬人化した二頭身の住人たちが動いてる絵だけをみると、普通にメルヘンチックな感じなのに、その中身の方は・・・、とこのアニメのヒネクレ具合に感じ入り、そのキャラから今の作品の方向性を作り出したスタッフは本当に偉いなぁ、などと思うのでありました。