おねがいマイメロディ 第46話「一発パンチできたらイイナ!」

柊の真実を知って落ち込む歌が復活するまでを描くみたいな話なわけですが、姉妹や友達が励ましに来たりして本当に歌は愛されているんだなと。セクハラしまくりな王様とか酒飲んでるだけのバク親父とかはいる理由がイマイチ不明でしたが、まあ一応関係者ということで。
中学時代の柊の悪行を妙に具体的に並べ立てる奏に、けっこう前に「みんな一度は柊にハマる」みたいなこと言ってたのを思い出して、全部本人の実体験なのかなと。悪夢魔法で巨大化する白山も、正直またかよとか思ったりもしたんだけど、マイメロの笑顔のために身を引くみたいな感じでピンク音符をだして、彼なりに成長したのを見せるのも上手くて、どっちもキャラの設定がしっかりしてるからこそできることなんだろうと感心してみたり。
復活した歌が「絶対に止めてみせる」と柊に啖呵切ったあとに続けてバカと言うあたりに複雑な乙女心を感じつつ、落ちてくるマイメロを受け止めて、ふたりで白山の魔法を浄化する場面にはちょっと感動。あのマイメロが、歌に気を使って自発的に動いてたのも驚きだったりするんですが、それだけふたりの絆がそれだけ強いってことなんだろうなと。携帯のストラップの使い方も効果的で、一瞬でも呪い人形か?とか思った自分が恥ずかしいというか。
作画の方も気合が入ってる感じで、柊と小暮&真菜が戦う場面はいい動きしてたし、後半でマイメロと再会するあたりの歌もかつてない可愛らしさでしたよ。
他にも小暮にアドバイスするフラットとか歌の肩に手をやる小暮とか見所がいろいろあって、かなり密度の高い話で、普段は悪夢魔法なんかでデタラメやってるだけのように見えるんだけど、こういう要となる話はキレイにまとめるあたり、改めてスゴいアニメだぁと思うのでありました。