TEXHNOLYZE 第4話「SYNAPSE」

オルガノ、救民連合、ラカンと流9洲の各勢力を吉井の視点から紹介して少しは分かりやすくなったのかな。「街は祭を望んでいない」ということで、大西が敵対する救民連合に乗り込んで和解を取り付けるんだけど、その甲斐もなくこの先、血で血を洗う仁義なき戦いに突入するわけで、そのための下準備といったところか。
話のもうひとつの軸であるテクノライズについても、ドクの解説が入って、要するにサイボーグみたいなものだということが明らかに。暴れる櫟士は、体の一部を機械で代替する戸惑いみたいなのを表現していたんだろうけど、暴れることでしかそれを表現できない彼は、この時点では感情にまかせて行動する野良犬なんだなと。この後、付け替えられた手足や、それによってもたらされる出逢いで、彼が大きく変わっていくのも、この作品の見所のひとつであるわけですが。手足が片方ずつない櫟士に迫るのもどうかと思うんだけれど、それ以上にテクノライズを施される彼を見つめるドクの陶酔しきった表情が危なすぎでした。