テクノライズ 第10話「CONCLUSION」

吉井さん退場。本放送の時は、話を引っ張ってきた人物の唐突な退場に戸惑ったわけですが、彼の死で一度は消えたかのように思えた祭の火がずっとくすぶり続けて、街のバランスを狂わせて行く様は、個人の意思を超えた集団の力学みたいなものを感じさせます。「違う世界から来た」とか「ずっと先を行っている」といった吉井の言葉は、この時点では誇大妄想か何かにしか聞こえないけど、改めて視聴することでその真意が分かっていると、彼の行動に共感すら覚えてしまいますよ。あそこでクラースの使者を撃っていたら、後の展開は全然別になったいたんだろうといろいろと想像させられ、今回は物語の重要な分岐点だったんだなと。