桜蘭高校ホスト部 第12話「ハニー先輩の甘くない三日間」

冒頭でハニー先輩のもうひとつの顔を描いて、後半の虫歯ネタでラブリーさを見せながら、小ネタで話を繋ぐテンポのよい進行。基地や学校の無駄な爆発や都こんぶを渡すハルヒが個人的にツボで、おねだり作戦のタイトルがタイプライターの音に乗ってルパン三世風に出てくるのもウケました。ハニー先輩がアイスを突っ込まれたときの音の出るヤカンが沸騰したときみたいな声も凄くて、人間の声の限界を聴いた気分。
最後にモリ先輩が、ハニー先輩に辛く当たっていたのは、自分を罰する為だったことが明らかになるんだけど、双子のツッコミを待つまでもなく何もそこまでしなくても、という感が。他にも血液型の件で視聴者に語りかけるハルヒとか学芸会の劇よろしくナレーションを入れるれんげとか、いつも以上にメタな視線というか、作品が作り物であることをその登場人物が主張するかのような行動が目立つエピソードでした。
れんげや他の女性徒がハニー先輩単体ではなくモリ先輩との絡みに反応するは、カップリングにこだわる(らしい)腐の人らしいところ。次回予告のどこかで見たことのある逆さまの城が激しく気になります。