ARIA The NATURAL 第17話「その 雨降る夜が明ければ…」

ゴンドラとお別れする話の後編。
前回は灯里中心の視点で描かれたわけだけれど、今回はアリシアの視点も交えてゴンドラとの別れを見せる構成。彼女にとっても思い出のゴンドラであることが明かされ、アリシアと灯里の思い出が重なるあたりは、アリアカンパニーとともにあるゴンドラの歴史を見せると同時に、彼女たちの気持ちが同じであることを感じさせるニクい演出。みんなで集まってお別れ会を開くところも同様に、ウンディーネたちにとってゴンドラがただの乗り物以上の存在で他人のモノであっても尊敬を持って接していることを描いておりました。
個人的には、前回の話で十分キレイにまとまっていたように思うんだけれど、こうやって最後まで丁寧に見せるあたりが、恥ずかしいセリフを連発するこの作品らしいところかなと。あと作画監督が4人もいたりして、製作体制があいかわらず大変そうなのが気になりました。