あさっての方向。 第4話「信じてほしい」

妹が大人の姿になったことを主人公が受け入れるまでといったところ。
まるごと一話を使って主人公の疑惑が確信に変わっていく過程を描くわけですが、彼の内面にはあまり踏み込まずに、大量のタバコの吸殻や味噌汁を口にした時の反応、職場の同僚の言葉といった外観的な描写で変化を見せるのが、セリフでいろいろと説明しがちなアニメではあまりない表現で感心させられました。
撃ち上がる花火をバックに主人公とからだの気持ちが通じ合うのはなかなかいい場面だったけれど、二人が戻ってきた時の椒子の反応や、その前の待ち合わせ場所に向かうからだのセリフが、どう見ても初デートに向かう女の子とそれをセッティングした友人といった風で、一瞬インモラルな方向に話が進むんじゃないかとドキドキしてしまいましたよ。
タコヤキを小道具に最後を締めるのは、気が効いておりました。