あさっての方向。 第5話「帰るところ」

「妹とどう接していいか分からない」という主人公に、この間までちびっ子だった妹があんな立派なものの持ち主になって現れたら、そりゃ反応に困るよなぁなどと妙に共感してしまいましたよ。
話の方は椒子中心。回想で描かれる子供の頃のかたくなさが、主人公のことをずっと引きずっていたのに再会しても素直に喜べないといところに繋がっているんだなぁと。主人公の言葉をキッカケに子供たちと一緒に遊ぶのは、姿が変わったことで彼女の内面も変りつつあることを感じさせる描写でした。
「今をどう生きるか」と語る新キャラは、未来を手に入れたからだや過去に戻った椒子とは、また違う立場で物語に参加してきそうな予感。布団を持ち上げられずに困っている椒子と換気扇を回すために必要のない椅子に昇るからだを対比させる場面が可笑しくて、布団を持つ椒子が微妙に震えているのが細かい演出で可愛らしかったです。