地獄少女 二籠 第7話「絆」

息子の死に囚われて徐々に母親が狂っていく過程はちょっとやりすぎの感もあったけれど、狂人の妄執ともいえる行動が、行政の怠慢を告発するという正義の行いにすりかわってしまうあたりはホラー的なものとは別の怖さがありました。
皿を落としたことに対して両親が反応しないという些細な出来事が、糸を引くキッカケになるというのも依頼者がこらえていたものの大きさを物語る上手い演出。耐えるだけ耐えて最後にたった一人残されてるという救われない終わり方に、なんともやるせない気持ちになりましたよ。