息子の死に囚われて徐々に母親が狂っていく過程はちょっとやりすぎの感もあったけれど、狂人の妄執ともいえる行動が、行政の怠慢を告発するという正義の行いにすりかわってしまうあたりはホラー的なものとは別の怖さがありました。 皿を落としたことに対して…

密かに思い続ける少女の身を守ろうとしてあいとコンタクトを取るものの地獄送りを拒否されて、何も出来なかった少年が、彼女が傷つけられたことを知って取った行動は･･･と、今回も見終わった後に気持ちの持って行き場に困る話でした。 復讐をテーマにしてい…

依頼者がクズならターゲットもクズということで、久しぶりに分かりやすくてスッキリとした視聴感。結果的に少女を救ったにせよ、先輩を地獄に送ったことについて何とも思わない依頼者が、翌日にあっけなく死ぬというオチも皮肉が効いておりました。 人間が堕…

輪入道がラーメンをすする場面が突然スローモーションになったり、ホストの面接に行った一目漣の周りにバラが咲いたりと、演出の遊びが楽しかったです。話の方は今回も自爆型の依頼者で、人を恨む前に自分を恨めとか言いたくなるような人物でイマイチ地獄送…

たえぽんの幼なじみに対する歪んだ愛情がインパクトが大きくて、それだけでけっこう面白かったですよ。でも話の方では、そのインパクトを生かせてない感じで、確かにターゲットの存在が二人の関係を変化させるキッカケになったわけだけれど、それだけで糸を…

死んだ人間の意志が恨みを晴らさせるという今までになかった展開。地獄があるくらいだから幽霊がいてもおかしくないんだけれど、そういう依頼のやり方もあるのかと正直感心しましたよ。 くり返し挿入される水中のカットや気泡の音が、この世のものではないも…

地獄少女の続編。正直、このアニメが続編が作られるほど人気があったことが未だによく分からないんだけれど、現にこうして放送がはじまったのは事実。深夜にも関わらず一部地域で5%をこえる視聴率を記録したとかいう話もあるし、マンガ版がなかよしに連載さ…

400年前の恨みを晴らすべく、つぐみに藁人形を渡すあい。藁人形を使えば、柴田とつぐみを地獄へ送る事ができて一石二鳥で、何よりこのアニメで恨みの象徴だったアイテムなわけで、上手い使い方だなと。あいが、母親の死や孤独な姿を見せて、父親を恨むようつ…

あいの過去編。人身御供に選ばれ死ぬはずだった彼女と仙太郎との隠遁生活が、ささやかな幸福を感じさせ、それが発覚し仙太郎自身の手で生き埋めにされるという流れは、彼女が強い恨みを持つことに説得力を与えておりました。埋められる瞬間の「恨んでやる」…

あいの生い立ちに触れる話で、人身御供として殺された過去が明らかに。謎の少年は、柴田親子の先祖であいと深い関わりがあったらしく、その因縁が両者を結び付けていたと。この辺は無難というか、なるほどねと納得できる話なわけですが、あそこで豹変するあ…

文字通り白衣の天使といった感じで、恨まれるいわれのないターゲットが地獄に送られるという後味の悪い話。彼女を逆恨みする男を依頼者と思わせておいて、最後にターゲット自身すら面識のないストーカーによる無理心中とわかる展開が、不条理さを際立たせて…

柴田の過去編。彼が地獄少女を止めようとする理由が、死んだ奥さん絡みなのは予想どおりだったわけですが、学生時代からの二人を追うことで、彼の憤りとそれがもたらした取り返しのつかない結末、そして復讐をやめさせようとする現在の彼の行動に説得力を与…

依頼者が顔見知りということもあって、柴田の説得工作が功を奏し、ついに地獄少女による復讐を思い留まらせることに成功・・・のはずなんだけど、ターゲットのオヤジのいやらしさや依頼者の少女の気持ちを考えると、やるせないものが。恨みを晴らせば、人を…

あいに超能力バトルを挑むものの、全く勝負にならない地獄少年はとんだ名前負け。まあ、あいを磔にしてゴスロリ衣装を着せたのは、いい仕事でしたが。人知を超えた存在であるあいにとっては、超能力者なんて人間に毛が生えた程度でしかないってことなんでし…

パターンどおりのお話で、見所といえばポロリ(未遂)と水攻めと蒲の穂をいじるあいの手つきのエロさくらいか。柴田もあいかわらずキレイ事を並べるだけで何もできなくて、つぐみの言ってることの方が説得力あるってのがなんとも。人形の目が死んでない云々で…

ここんところ捻った展開が続いてたけど、今回はいつものパターン通り。糸をほどく瞬間を引っ張りまくって、どうせほどくんだろうけど何時ほどくんだよ、と視聴者の興味も引っ張るのが上手くて、最後にほどいたときは良くやったとか思ってみたり。ターゲット…

霧の中の得体の知れない建物に入るという、まるでホラー映画みたいな導入なんだけど、実際そんな感じだったり。お仕置きも地獄送りもなくて、こういう本筋から離れた話が出来るのが２クール物のいいところだったりするんだけど、柴田親子が依頼人の前に現れ…

箱抜けのトリックと依頼主の正体がリンクしてたり、ターゲットが団長と思わせておいて実は･･･と、恨みを晴らすいつも通りのパターンながら、依頼者とターゲットの伏せ方が上手くて見ごたえのある話でしたよ。依頼者が恨みを抱くに至った経緯を、セリフのない…

駆け落ちしてハッピーエンドかと思いきや、まさかの猟奇展開で糸を引く羽目になって驚いてみたり。ちょっと強引な気がしなくもないけど、島と依頼者に執着する叔母の偏執さを考えると、あのくらいやっててもおかしくないかなと。閉鎖的な島の人たちに対し、…

話数調整の為の総集編。流すのはキッズステーションだけかな。 これまでの依頼者が、いかにして恨みを抱き、逡巡の末糸をほどくに至ったか、というのを手下の３人のナレーションでつづる見せ方で、地獄少女に恨みを晴らしてもらうという点では、ワンパターン…

復讐するべき相手が、他の多くの人間にとってはかけがえのない存在だったら･･･ということで、真相を知った上であえて糸をほどく依頼者の葛藤が中々の緊迫感で描かれておりました。「世の中には善悪で割り切れないことがある」という柴田のセリフがありました…

50年前に書かれた小説を頼りに地獄少女の謎に迫るみたいな話ですが、かつて彼女に恨みを晴らしてもらった男のたどった人生を、今までの依頼人達が同じようにたどるのかと思うと、結末の分かっている人生を生きるのも大変なんだなと。男が死ぬ間際、壁に描い…

今回の依頼者役は田中理恵ですか。メールの朗読もやってたけど、依頼者の少女とは印象が全然違ってて、やっぱりこの人は芸の幅が広いなと思いましたよ。 不登校の少女を毎日迎えにくる熱血教師が、実は人生に疲れていたり、少女に地獄通信にアクセスするよう…

糸をほどくのを第三者が思いとどまらせようとする展開は、ちょっと新鮮だったかも。依頼者が、政治家の御曹司ってことで、いままでいろいろおいしい思いをしてきたんだろうなぁ、などという邪念が入ってイマイチ同情できなかったけど。 柴田が、ほどくのを思…

話が二転三転してなかなか凝ってましたな。前回のいつものパターンの話が、今回の話の意外性を強調する為だったりしたら良く考えられてるなとか思ったけど、果たしてそこまで考えてるかどうか。 神社で釘を刺されたまんま放置される輪入道には笑っちゃったけ…

ふられた腹いせにケーキ盗んで店を閉店に追い込んで、と確かにムカつくやつだけど、何も地獄送りにしなくてもいいような気が。真相を知った妹が紐を解くのが、短絡的過ぎるといいますか。まあ、漫画版の連載が「なかよし」であることを考えると、汚い大人に…

地獄少女を追うジャーナリストが登場して話に動きが。彼の娘が幻覚を見たり、あいが「懐かしい」と言ってみたりと、何か因縁がありそうなのも気になるところです。お仕置きはいつものパターンだったけど、ターゲットが突き落とした女の子が出てきて珍しく直…

まずはMXテレビで６話の放送オメ。一度は中止にしたのを深夜とはいえ放送することにしたのは、抗議が多かったんですかね。 女優を目指す女の子が一応の依頼者だったわけですが、先生の名前が紅だったり柳になりきるというよく分からない演技をしたりと某作品…

引っ越した先の社宅でイジメってノリが昼メロですな。きわどい描写や露出が多くてテコイレが来たのかと思ったけれども、よく考えたらオバさん見て喜ぶアニメファンもいないわけで。まあ需要が少ないが故にほとんどないという意味では貴重かもしれませんな。…

OLやったりバイトやったり警備員になったりと、お供の三人がお仕置き以外で初めて役に立ったような気が。潜入して事件の真相を明らかにしていくのは、今までと違ったパターンで面白かったですよ。依頼人の父親を殺してどうやって誤魔化したんだろうとか、そ…