Black Lagoon The Second Barrage 第20話「The Succession」

「私が望んでいるのは破壊と制圧。他の一切に興味はない。」と語るバラライカが怖すぎですよ。
外から呼んだ助っ人が暴走して収拾がつかなくなるという流れは双子の話の時と同じなんだけれど、今度は火消し役だったバラライカたちが双子の立場となって暴れまくるというのが人の業の深さを感じさせるというか、完璧に統制された組織を用いて動く分より始末におえないというか。
一方で、日本のヤクザの側は一昔前の仁侠映画を地で行く感じで、情で動く世界はそれはそれで惹かれるものがあるんだけれど、贔屓目にみても勝てるとは思えなくて滅びの美学を咲かせてくれそうな予感が。
人間にはサイコロを振る自由があると語った雪緒は、自分の生まれた境遇を背負うことを選んだわけですが、悪党の世界に置きながら染まりきれないロックは、どこへ向けてサイコロを投げることになるんでしょうか。