あさっての方向。 第10話「本当の名前」

網野弟の自分に対する気持ちを、はからずも聞かされがからだが、本当のことを伝えられずに思い悩むといったところでしょうか。
彼の後を付いて行く様子や心の声を子供に戻すことで、兄の負担になるまいと背伸びをしていたからだが、歳相応の子供として振舞える存在が網野弟であることを感じさせるものになっておりました。寝込んだ彼を見つめるからだの視線が熱っぽく、唇を見続けるところでそのままキスするのかとも思えたんだけれど、さすがにそれはなくて、そこら辺が子供らしいところなのかなと。
風景の描写が丁寧で、潮風が香るような海辺の描写が素晴らしかったです。