ひだまりスケッチ 第5話「こころとからだ」

熱を出したゆのが見る夢を中心に彼女を心配するひだまり荘の面々を描く話。2月と言えばお約束のバレンタインネタを外して、こういう話を持って来たりして、捻りを加えつつもマッタリした展開。
ゆのの夢は、このアニメらしい凝った画面作りの連続でかなりの見ごたえ。内容の方も先生を探したりサーモスタットを直したりと現実の世界と関係があるようなないような微妙な繋がりを持たせつつ、石膏像に小麦粉を塗ったりするでたらめさが*1面白かったですよ。夢を描いたモノとしては、個人的にでじこのほかほかごはん以来の出来栄えと思えるもので、3人が彼女を心配する様子もなんだかホッとするいい話でした。
女の子たちの些細な日常を描く一方で、熱を出したゆのが赤く光っていたりアップでドットが見えたりと、彼女たちが作り物であることを強く前面に出す演出が印象的で、はじまったころは戸惑ったりもしたけれど、前回くらいからそのギャップ自体が面白くなってきた気がしますよ。マッタリと流しているだけに思えて後から繋がりに気付くところが多々あったりして、実は練りこまれているストーリーも見逃せないところ。

*1:今(2/13)気付いたんだけど、3話のデッサンで、木炭が顔に付いて黒くなったことと対応してるんですかね