天元突破グレンラガン 第11話「シモン、手をどけて」

シモン復活の巻。地味に穴を掘ってるところにグレンがやって来て、そのまま吹っ切れちゃうのには、勢いだけな感じもして引っかかるところもありましたが、シモンが自分に出来ることに気付くということで、彼らしい復活だったように思いましたよ。彼のボロボロな手を見て、サブタイトルにもなっているセリフとともにニアが操縦桿を握るところはいい場面で、作画的にも力が入ったものとなっていて良かったですよ。
螺旋王に意見を通したりして老獪な人物に思われたアルマジロ型の四天王が、ニアを手篭めにしようとしたりして同時に下卑た人物でもあるのが強烈。ニアの出自が語られ、人形たちの供養をするわけですが、ここら辺はシモンの復活劇と絡まない話なのでちょっと散漫になってしまったような気も。回想の切り絵風の表現が効果的でした。