Darker than BLACK -黒の契約者- 第13話「銀色の夜、こころは水面に揺れることなく…」前編

主人公のチームで情報収集を担当している女の子、銀の当番回。敵の罠にかかってピンチなところに過去を知る人物が現れたりして、彼女のキャラクターを掘り下げるエピソードといったところで、街を彷徨う彼女がピアノの音に惹かれる様子は、心のないドールとなっても記憶がわずかに残っていることを感じさせる描写となっておりました。
例の探偵と助手が絡んできたりして、ギャグが多めの明るい雰囲気になっているわけですが、終盤で助手の子が、視聴者の存在を意識しているかのような発言にはちょっと驚き。あいかわらず生意気なんけれど、銀を普通の女の子として扱うあたりは、けっこういい人なんだなと。友人のたすきがけが胸を強調するものとなっていて、よろしかったですよ。
対立する契約者の、ポエムを書くという脱力感のある対価と、タバコを食べるという危険なそれとの対比が印象的。銀の扱いを巡って対立する主人公側の動きも気になるところで、銀の過去と対立する契約者の狙い、そして主人公側の不和と、次回でこれらの流れをどうまとめてくれるのかに期待。