Darker than BLACK -黒の契約者- 第18話「掃きだめでラブソングを歌う…」後編

惚れた女を守りたいというケンジの一途な思いが心に沁みる話。いかにもな下っ端キャラでいつ死ぬんだろうかとハラハラしながら見ていたんだけれど、最後は無事に逃げる事が出来て安心しましたよ。列車の中でドールの子がケンジに手を重ねて微笑む場面が感動的で、彼が贈ったきりたんぽを、黒がアパートの住人たちに配るという締めは、彼と出会ったことで黒の中でも何かが変わったことを印象付けるものとなっておりました。
子供の頃のケンジにかけた言葉や微笑む少女の姿、そして自分には守るものがないというセリフが、ケンジとは対照的に空虚なアニキの内面を描き、裏切ったケンジを逃がすという彼の行動が感傷によるものであることを感じさせるものでした。あっけない最後も、彼にとっては救いだったのかなぁと思いましたよ。