モノノ怪 第4話「海坊主」二の幕

なにはなくとも若本規夫の海座頭ということで、正直この手の役に彼をキャスティングするのは新鮮味がないような気がしなくもないんだけれども、実際に聞いてみると圧倒的な威圧感のある存在となっていて、やっぱりスゴイ声だなぁと思いましたよ。
巨大な金魚を吐いてみたり魚人の子供を出産したりと、極彩色の画面の中で繰り広げられるグロテスクな場面が不思議な味わい。幻覚に取り込まれた男どもは放っておくのに、倒れそうになった加世を抱きかかえて落ち着かせるあたり、意外に紳士な薬売りでした。
羅針盤を狂わせてあやかしの海に船を迷い込ませたた犯人が明らかになったわけですが、その理由が妹にある事が語られて、過去に何があったのか語ろうとするところで次回へと続くのは、やっぱり気になる引っぱり方。