モノノ怪
薬売りとゲストの女性が牢屋に囚われているところから唐突に話がはじまるわけですが、この時点ですでに現実の世界ではない模様。面をつけた男が主導権を握っているところを見ると彼が作り出した世界で、罪状や回想からすると玉の輿に乗るように育てられた女…
海坊主の完結編。坊さんが語る妹と自分の懺悔とも言える告白がフェイクだったのには驚きましたが、とりあえず妹の犠牲によって人に思われることを知った男が、私欲にまみれていた自分を恥じるうちに記憶を捏造し、その気持ちが海坊主を生み出したといったと…
なにはなくとも若本規夫の海座頭ということで、正直この手の役に彼をキャスティングするのは新鮮味がないような気がしなくもないんだけれども、実際に聞いてみると圧倒的な威圧感のある存在となっていて、やっぱりスゴイ声だなぁと思いましたよ。 巨大な金魚…
今回の舞台は船上ということで、考えてみると毎回密室を作る必要があるわけで、舞台を選ぶのも大変そうな気が。巨大な水槽に金魚が泳いでたりして、今回も装飾過多な背景なんだけれども、浮世絵風の装飾のなかに混じるクリムト風の絵が眼を引きましたよ。迷…
全編に渡って緊張感のある映像となっていて、特に過去に行われていたことが明らかになるところから座敷童子たちが消えるまでの展開がすごかったですよ。言葉による説明がなかったのでちょっと分かりにくい気もしましたが、とりあえず、志乃が座敷童子たちを…
去年ノイタミナ枠で放送された「怪」シリーズから、薬売りのエピソードを独立させた作品。 前作と同様に、平面的で過剰な装飾と鮮烈な色使いの背景が目を引く画面作り。話的には旅館に妖怪が現れるということで、よくある怪談なんだけれども、この手の話に定…