モノノ怪 第5話「海坊主」大詰め

海坊主の完結編。坊さんが語る妹と自分の懺悔とも言える告白がフェイクだったのには驚きましたが、とりあえず妹の犠牲によって人に思われることを知った男が、私欲にまみれていた自分を恥じるうちに記憶を捏造し、その気持ちが海坊主を生み出したといったところでしょうか。坊さんが締めとなるシリアスな話をしているのに、ところどころではいる加世のツッコミが、話が出来すぎていることを暗示していたのかなと。悲恋ものから人の業への主題の転回が深みを感じさせるものとなっておりました。
密度の高い画面づくりは今回も衰えることない出来栄え。同乗した呪術師と侍が、あまり話に関わってこなかったんだけれども、ED後に挿入されたパートを見た感じだとこれからも出番がありそうで、彼らについてはこれから掘り下げられそうな予感。