さよなら絶望先生 第7話「ある朝、グレゴール・ザムザが目をさますと神輿を担いでいた」

祭ネタ二題。前半はタイムリーな話で、先生と藤吉の同人誌に対する認識の違いが面白く。先生本人はよく分かってないのに、普通に会場に馴染んでいるあたりが、あの祭の雰囲気が出ていたように思いましたよ。起承転結闇でありがちな4コマのネタに5コマ目を付け足して毒を含んだオチに変えるのはニヤリとさせるものでした。
後半は、風刺の効いたネタが並んだわけですが、基本的に大したことのないものを祭り上げてブームにすることを皮肉ることの繰り返しなので、ちょっと単調だったような気がしなくもなく。それでも話の大半を埋めるくらい大量に例が挙げてくるのには感心しましたが。
即売会の会場や神輿を担ぐ人といった、普通に描いたら手間のかかりそうなモブをペープサート風に動かすのが手間を抑えた演出。なんだかんだでパンツを見せてくれるカエレはやっぱりいいキャラだなぁと。