さよなら絶望先生 第8話「私は宿命的に日陰者である」

男子生徒で唯一数少ない名前のあるキャラクター、臼井影郎のまさかの当番回。冒頭の自分の影の薄さを語るモノローグからして、いたたまれないんだけれども、同時に笑ってしまって、ここら辺のネタの料理の仕方がさすが。存在感の薄さが存在感を感じさせるという皮肉な面白さがありましたよ。
後半の非難訓練は、ぶっちゃけダジャレだったりするわけですが、ストレートな罵詈雑言から屈折した快楽に持っていくのが巧くて、臼井の頭頂部が現れた時だけ存在感があるというのもくだらなくて笑いましたよ。途中でサイコの有名なシャワーシーンのパロディが入る意味がよく分からなかったんだけれども、この場面だけやたらとよく動いていて、カーテンを開ける人物が次々と入れ替わっていくのは面白かったです。