Darker than BLACK -黒の契約者- 第23話「神は天にいまし…」

本当の星空が見えるという噂を軸に契約者でない普通の人々の生活を見せたりヘイと未咲が焼肉食べたりと、クライマックスを前に日常的な話でひと段落といったところ。ニセモノの星空に象徴される人々の不安や迷う未咲、そして冒頭と終わりに置かれる回想を元に「いなくなってホッとした」というヘイの妹に対する複雑な感情が描かれ、シリーズの終わりに向けてタメを作る話となっておりました。
噂で語られる時間に街の灯が消えていく様子は、人々が同じ気持ちを抱えて生きているみたいな感じでいい場面。星が見える代わりに雨が降りはじめるあたりが、これから起こるであろう戦いを予感させる演出となっていたわけですが、場面が切り替わってホァンとヘイが出会うところでは、雨が降っていなかったりするのにはちょっと違和感。それほど時間が経っているようには見えなくて、丁寧な演出を見せてくれる作品だけに引っかかるものがありました。
登場するだけで雰囲気がやわらぐ探偵と助手はやっぱりいいキャラだなと。あとヘイたちが食べる焼肉がとても美味しそうでしたよ。