ドラゴノーツ -ザ・レゾナンス- 第17話「咆哮−明星の燃えしとき−」

互いの思想信条をぶつけ合いながら繰り広げられるバトルがストレート過ぎてなかなか小っ恥ずかしいところで、しかもジンとトアの関係に対する王子のツッコミが半分くらいはその通りのようにも思えてしまって、否定されるべき敵の言動に共感させられる展開はどうなんだろうと、イマイチ釈然としないものが残りましたよ。ギオの不思議パワーで全部吹き飛ばすという決着も無理矢理感が強かったりもするんだけれども、予告のとある場面が強烈で、今回のラストから夢オチと時間跳躍以外で台所で皿を洗うというシチュエーションに至る方法があるんだろうかと興味深く。
王子の解任を要求する場面が特に意味がなかったり、救出に向かったジークリンデたちがホントにただジンたちを助けるだけだったりする腰砕け感はすでにこのアニメではおなじみなわけですが、マスターを失ったマキナではなく、なぜかギオが暴走するのは予想外。王子を助けるガーネットやアキラと氷漬けになって眠るマキナといった場面はなかなか良かったんじゃないでしょうか。