ARIA The ORIGINATION 第6話「その 課外授業に…」

灯里を叱らないというアリシアの謎にアリスが迫る話。叱らないのは見放しているせいでは、という灯里を気遣う気持ちからアリシアの内面に迫ろうとするあたりが、この作品らしい動機の設定でしたよ。アリシアが社長に飴を届けさせることで自分のやり方を実践して見せるところでは、灯里は猫と同レベルなのかとも思ったりもしましたが、その後で語られる彼女の人を育てる考え方から、相手が何者であろうとも同じように接する裏表のない器の大きな人物として描かれておりました。
茶店でアリスがアリシアと二人きりになった時と、アリスがアリシアの考え方を理解した時の二箇所で鳴る鐘の音が印象的で、威圧感のある前者と遠くで何かを告げるかのように鳴る後者の対比が、アリシアに対するアリスの感情の変化をあらわしているようでしたよ。