機動戦士ガンダム00 第21話「滅びの道」

姉の死亡が確認されて、サジが不幸のどん底といったところ。ロックオンがマイスターとなり戦争根絶を目指すキッカケとなった出来事と同じように、サジの身近な人間が、その過程で不幸な運命に巻き込まれるのが皮肉でやるせないものがありました。ここからサジがどのような道を選ぶのか気になるところで、やっぱり姉の遺志を継いでソレスタルビーイングの謎に迫るのかなぁとも思うわけですが、似た境遇にあるロックオンが負傷するという展開がいろいろと示唆的なような気がしなくもなく。
ガンダムたちが窮地に立たされる場面の、ヴェーダの計画で消え去る云々というセリフで思ったんだけれども、今になっても戦争根絶の裏に隠された目的というのが全く見えてこないせいか、ソレスタルビーイングが、ヴェーダの計画の駒として動かされているみたいな感じがあまりしなくて、ガンダムソレスタルビーイングのすべてを司るみたいな設定があまり生かされてない印象。同様にアレハンドロによるヴェーダ乗っ取りも、ガンダムの機能を停止するという分かりやすい演出があった割には、他に何が出来るのかというのがよく分からなくてイマイチ盛り上がらなかったです。
コーラサワーが、数と機体性能に加えて第三者の介入があったとはいえガンダムたちをあそこまで追い込んだりして、本当にエース級の腕前だったことに驚きつつ、その働きが大佐のキスというご褒美ためという単純さがやっぱり憎めなくていいキャラだなぁと。