俗・さよなら絶望先生 第10話「劣化流水/痴人のアリ/一見の條件」

A、Bパートは、それぞれデヂューンとアリアリ詐欺をキーワードにして話を進めるおなじみの展開。時事にスポーツ、そしてオタク関係とさまざまな分野のからネタを持ってくるのには毎度のことながら感心させられますよ。
Cパートは登場人物たちの作品への自己言及から、一見さんと百見さんによる作品への両極端な接し方へと話が広がるわけですが、一見さんによるキャラ名の由来についての今更な反応を大げさに描いたり、百見さんにオチ予想みたいな穿った見方をさせてみたり、更には見る側のリアクションを先取りして話に組み込んでみたりと、この作品らしい皮肉の効いた作りとなっておりました。百見さんが登場するあたりから、カットの切り替えのテンポとともにテンションを上げていって、最後に予想外のオチの予想通りなショボさで外してくるあたりに何とも言えない味わいがありましたよ。