図書館戦争 第1話「我ガ王子様ハ図書隊ニアリ」

メディア良化法なる法律が制定され、表現の自由が規制された世界の話。
規制を強化しようとする動きが報じられる昨今の社会情勢が行くところまで行ってしまったみたいな設定だったりするわけですが、検閲する側と自由を守ろうとする側が、それぞれ軍隊を組織して実力行使もいとわないという設定が突飛でありつつも目新しく。
守る側にも対等の力を与えることで、表現を規制することの是非を問うみたいな方向に行かずに、守るためには闘うべしといった単純明快な結論を出しつつ、そこら辺はあくまで状況設定として、ヒロインの成長と自己実現に話の主眼が置かれているように思いましたよ。
太目の主線で描かれるキャラクターたちが力強い印象を与えるものとなっておりました。