紅 kure-nai 第5話「望み」

稽古やその後の会話を通して真九郎の目指すところが描かれるといったところで、心の強さを手に入れたいと語る彼の純粋さや、それを見守る夕乃と師匠の様子が気持ちのいい話となっておりました。
歴史の中で暗躍してきたみたいな崩月流の設定は、自然な日常描写からやっぱり浮いているんだけれども、真九郎の腕に埋め込まれた物や紫の実家と関係ありそうなことからすると、物語の中で意味のある設定なのかなぁと思いましたよ。師匠との会話からすると夕乃が自分に気があることは、真九郎も分かっているようですが、それを受ける資格がないと考えている模様。稽古をする場面は地味だけれどもいい動きを見せてくれました。
紫については同年代の女の子とのやりとりで、子供らしさが描かれていたわけですが、やりすぎてゲームや人形を壊してしまうあたりに、加減の出来ない彼女のキャラクターが出ていた印象。ゲーム機をねだったり、TVから仕入れた変な知識を披露したりする様子が可愛らしかったですよ。