RD 潜脳調査室 第5話「スーマラン」

サングラスに格闘技にターミネーターをお題とした三題噺みたいな作りで、コミカルな場面やキレのある動きの格闘で見た目を楽しませつつ、ミナモの兄の鬱屈した様子やハルとミナモの絆の強さを描いて、登場人物やその関係を掘り下げる話。
ホロンとの格闘技談義で一方的に熱くなりつつ、誘いを断らない発言にうろたえたり、妹を心配しながらも扱いあぐねていたりと、ミナモ兄の不器用なキャラクターが好印象。対抗意識を持っていたホロンの協力を得てアンドロイドに勝利するあたりは気持ちの良いまとめ方でしたよ。ミナモは今回もやっぱり動きまわっていたわけですが、彼女が贈ろうとしていたサングラスをハルがミナモに贈るというのは二人の精神的な繋がりを改めて強調する展開となっていおりました。ミナモと友人が、おいしそうに食事を取る様子も良かったです。
ターミネーターもどきのサングラスに対するこだわりがよく分からなくて、事件の原因も取って付けたような感じでしたが、そこら辺を時間をかけて描いたからといって、特に面白くなるとも思えないので適当に流すのが正解なんだろうなと。