テレパシー少女 蘭 第2話「蘭、走る!〜ねらわれた街〜」

直前まで鉛筆が空を飛んだりビンタ食らわせたりしてたのに、普通にテストがはじまるのがシュールな気がするわけですが、目の前の超常現象よりもテストの方が事件なあたりは中学生らしいリアルなのかもしれず。それにしても先生が平然としているのが気になるところで、子供の立場になって考えるいかにもいい先生みたいな描写が逆に引っかかってしまいましたよ。
蘭が友人のネガティブな感情を読むあたりは、思春期の子供には辛い描写で、彼女も転校生のようにヒネた人物になる危険性を示唆していましたが、自宅で読み取る家族の感情のおかげで安心感のあるものとなっておりました。転校生が語る三人目の超能力者の存在と幼馴染の心が読めないことの関係や犬をけしかけてきた人物と転校生が別人であるのは分かりやすいところだけれども、犬を操る人物と接触したことで超能力によるさらに大きな事件と関わることが仄めかされていて、なかなか話の広げ方が上手いんじゃないかなと。