ひだまりスケッチ×365 第4話「まろやかツナ風味」「ガガガガ」

ひだまり荘に猫が来る話と文化祭の準備編の二本立て。
デフォルメされた可愛らしい人物に対して、猫がリアル系というか妙にふてぶてしい顔に描かれていたのが面白く。自分が話題の中心になっているのに全然眼中になくて興味を示すのがエサだけだったり、挙句にいつの間にかいなくなっていたりと、猫らしい身勝手な振る舞いを見せるわけですが、その存在が4人のなかに何かを残すみたいな話となっておりました。猫が去るときの画面を白く飛ばした感じの演出が印象的。
文化祭の話は前のシリーズでやっていましたが、今回はその前段階の話。前期ではOPだけの幻に終わったヒロと沙英が絡む場面が本編に登場するわけですが、なかなか濃い目の作画となっていてよろしかったですよ。絵のモチーフを決めたゆのが走り出す場面が、スローモーションで滑らかな動きを見せるのが目を引くところ。
どちらの話もクライマックスで通常の省力演出とは異なる映像表現を見せてくれるわけなんだけれども、それぞれがまた別の趣になっているのが手の込んだ作りとなっていて、いろいろな工夫が凝らしてあるのには感心させられます。