ひだまりスケッチ×365 第6話「さえ太」「ヒロえもん」

沙英とヒロのそれぞれを中心とした二本立て。
沙英のエピソードで、妹が夏期講習を受けることが話の軸となっていて、受験といった関門が控えていたり、心配しているはずなのに喧嘩別れしてしまうという難しい関係が不安を煽るわけですが、前回でその結末を見せているので安心して見ていられるという。時系列をシャッフルする構成を、まったりとした作品の雰囲気を壊さない方向で上手く生かしているように思いましたよ。
ヒロのエピソードは、終わり際における家族云々というゆののセリフが、この作品から感じられる安心感みたいなのを一言で言い表していた印象。狙っているのか天然なのかよく分からない宮子の茶々入れに笑いつつ、もうヒロと沙英で結婚しちゃえよとか思いました。
禁煙をはじめたりやめたりする大家さんや、沙英に絡みつつも彼女の作品が載ってる雑誌を買う夏目といった二つのエピソードをまたぐネタが面白いところ。どちらも起床から入浴までという基本パターンに沿った作りになっているのも細かい仕事となっておりました。サブタイトルは某国民的漫画の登場人物に二人の関係をなぞらえているんでしょうか。