ワールド・デストラクション 〜世界撲滅の六人〜 第7話「仲間には二通りある」

世界を撲滅するために旅をしている一行ですが、この手の作品にお約束のニセ勇者話はちゃんとやるようで。
題材としてはお約束ながら、実はもう一組ニセ者がいたというのが捻ったオチとなっていて、背景に置かれた有名作品をパロディにした絵画や、食い逃げをしたり骨董屋に強盗に入ったりする「支離滅裂」とされる行動にと、それを導くための伏線がキチンと張ってあったりしてなかなかに練られた話でしたよ。前回の予告で大いに期待を高めて、本編中でもかなり引っ張ったスカートの件が、イマイチこちらの望んだ結末にならなかったのが残念なところではありますが、これも終盤の騒動の引き金となるということで、話の中で生かされていた模様。
冷静に考えると盗品を店に飾るというのもよく分からない行動だったりするわけですが、まあそれがあったにしてもけっこう楽しめる話でしたよ。