テレパシー少女 蘭 第9話「蘭、神様をひろう」

蘭たちがはるか昔に離ればなれのままに亡くなった男女の間を取り持つ話。
若者の告げる古い地名から想い人の眠る桜を探すわけですが、昔話に詳しい老人の登場したり、探していた桜が調査に来た図書館の駐車場にあったりということで、探すというよりは手がかりが向こうの方からやってくるみたいな作りになっていましたよ。いくらフィクションでも都合良すぎるような気もしましたが、まあ話がポンポンと進んでいくので、テンポ良かったんじゃないかなと。
蘭とルイのデートに乱入しておきながら、翠が話の進展にほとんど関わってなかったような気もするんだけれども、鋭いツッコミの数々で笑いどころを作ってくれてお笑い担当としては非常によい働きを見せてくれました。
いきなり痴話喧嘩を始めるという男女の脱力感あふれる再会から、いい話にまとめるあたりはいい仕事。老人の昔話に、やたらと重厚な音楽をつけるのは、ミスマッチで妙に耳に残りましたよ。