RD 潜脳調査室 第22話「静かなる海」

久島失踪事件の捜索編。ダイビングショップの兄弟が駆けつけくる一方で、久島の記憶をサルベージして一儲けを企むダイバーたちが現れるというのは、なかなかシビアな展開でしたが、ハルとソウタそしてホロンによる、メタルとリアルの両面での捜査のおかげで意識と脳核の回収に成功し、とりあえずはめでたしといったところ。
メタルの海へと流出した久島の意識が発見される場面は、数十年に渡る男同士の友情が圧縮されていてなかなかに熱いものがありました。脳核の発見の際にホロンが身代わりとなって記憶を失うという事態になるわけですが、おそらくはソウタとの時間を忘れているわけでそれに対する彼の対応が気になるところ。
久島捜索の件でソウタから迫られた書記長が機密扱いの情報を渡してしまう場面で、握られた手の感触を確かめる様子は女としての弱さを垣間見せる演出となっていて印象深いものでした。