ソウルイーター 第23話「デッド オア アライブ!〜復活と幻覚の狭間で?〜」

シュタイン対メデューサの戦いの決着と鬼神の復活。
これまで敵味方の区別なく登場人物たちを苦しめてきた鬼神による幻覚が、ここぞというところで他者の精神を蝕む方向ではなく、自らを利する行動を取らせる方向に働くのが意外性のある展開。あえなく鬼神の復活を許してしまうわけですが、それがギリギリの攻防を続けていたシュタインたちにとって千載一遇のチャンスとなるのは、作中でのセリフのとおり、皮肉な結末と言えるものでした。
欲望を解放することで手に入れた薄氷の上の勝利となっていたわけだけれども、勝利を得てハイになっているシュタインの様子は、背徳感なしで解体したいという彼のセリフと合わせて、なかなかに危険な感じで寝返りフラグにも見えてしまいましたよ。
今回もアクションが非常にダイナミックな動きで見応えのあるものに。予告でのメデューサの弾けっぷりが面白く、改めて惜しい人を亡くしたなぁなどと思いました。