ワールド・デストラクション 〜世界撲滅の六人〜 第10話「カラクリロボには108の原則がある」

デストラクトコードの使用法を調べるために一行が機械化された都市を訪れるわけですが、その手がかりを知る人物が撲滅委員会を敵視する人物ということで追われる身になるという。
そこで出会ったロボットとクマとの友情を中心に話が進むということで、命令に忠実なロボットの献身ぶりや、やがて芽生える自我といったこの手の話に定番の展開となっておりました。
一行を守って落下したかに思われたロボが、ひょっこりと出てくるオチには脱力。彼に対する、自分のやりたいように生きろというクマのセリフは、なかなか重い物があるんだけれども、主人を裏切った彼をそのまま戻しちゃって大丈夫なんだろうかと、余分な事が気になってしまいましたよ。
モルテたちを救出するために壁を登るあたりのクマとロボの絡みがやたらと密接で、そういう需要を狙っているのかと思ってみたり。以前登場したニセ撲滅委員会による、クマ違いネタは細かい仕事。
前回手に入れた本の著者を追って今回の都市を訪れ、そこで得た情報から竜の谷へと向かうということで、終盤に入ってRPGものらしい話の流れが出てきたように思いました。